1カ国1言語って案外ない。

シンハラ語

おはようございます。ペガサスです。今日は国や言語の話について。

スリランカでは、標識はすべて3カ国語で書かれています。(写真は石鹸のパッケージ)

シンハラ語、タミル語、そして英語。なぜかというと、どれか一つでも欠けると、大きな民族問題へと発展しかねないからです。国の決まりとしても、3カ国語(英語はコミュニケーション言語として)使用するように、ということが決められているのだとか。

では、スリランカの大きさは?というと、北海道の0.8倍程度。なのに、民族数は20以上だとか。もちろん、日本でも〇〇弁とかいう方言はあるものの、一応、全員日本語でコミュニケーションをとることができる。けれどもスリランカではそうもいかない。売っているもの、標識、全てに3カ国語が書かれている。それぞれが、違う文化・風習を持っている。

昔の政策か何かでスリランカの車のナンバープレートをすべてシンハラ語にしよう!という話が挙がったらしい(実際に施行されたはず)。しかし、どうしてタミル語のナンバープレートはないんだ?という声が大きくなり、結局のところ、現在のナンバープレートは数字と英語。

今も世間ではロシアとウクライナとか、パレスチナの問題が大きくなっているが、日本はなんて平和なんだろう、と改めて思う。共通言語を標準語ではなく関西弁にしろなんて言う人間はいない。

こうして改めて世界を見ると、本当に1民族1言語は珍しいと思う。もちろん、日本もアイヌ民族の方々や、琉球王朝の名残はあるし、よくよく見るときっと1民族ではないと思う。けれども、アメリカにしろ、英語以外の言語で生活している人たちはいる。隣国中国では同じ中国語でも違いすぎてみんな公用語として英語で話す(らしい)。

日本語も今日び変化してきている言語ではあるが、良さをもっと知ったほうがいいのになぁ…と思う今日このごろであります。

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