スリランカでは、スリーウィーラー(トゥクトゥク)がタクシー代わりとなっている。最初は窓もない乗り物に不安を覚えたが、慣れるとそこまで怖くはない。以前にもスリランカの交通事情については掲載したが、今日はもう少し深掘りしてみる。
ドライブに楽しさはない
日本だとよく、「車を運転することが好きです」なんて人がいるが、こちらの人たちに聞いたところ、みんな「カラダライ(面倒くさい)」と答える(私が尋ねた人だけかもしれないけれど…)。なぜみんな運転が面倒くさいのか。それは、交通量が多いことが原因だと考えられる。特に、コロンボなんかだと、車線はあってないようなものである。もちろん、追い越しも自由。だからみんな詰めに詰めまくる。日本だったら全員あおり運転になってしまうのではないかと思う笑。
傷・凹みがない…?
そんなあおり運転社会の中で気づいたことがある。それは…車に案外凹みや傷がないこと。こちらでは日本車がたくさん走っている(みんな日本車が大好き)。バスも、よく日本語が書かれた旧幼稚園送迎バス(そのバスに仕事終わりの大人たちが乗っているのは結構不思議な光景…)や、韓国、中国語が書かれたバスも見受けられる。さて、そんなこんなで、スリランカ国民の足となっている車は中古であってもとても高い。だから、みんなとても大切にする。傷、凹みは見たことがない。(よくよく近くで見るとあるかもしれないけれど…)といっても、もしかすると、交通事故が起きたときにはもうそんな凹みくらいでは済まないくらいなのかもしれないけれど…。
クラクションの意味
もう一つ、スリランカに来て驚いたことがある。それは、クラクションの多さ。もうね、ほんとにすごい。息をするようにクラクションを鳴らす。それこそ本当に「カラダライ」と思うけれども、よくよく場面を見ていると、クラクションにも使い分けがあることがわかってきた。※あくまで個人的見解笑
- 後ろから来てるぜ!(路上で爆睡している犬に対してや、歩行者に対して)
- ありがとう!(道を譲ってもらった、割り込みさせてもらった)
- 誰もいないだろうな!(曲がるときなど、見通しが悪い時に合図する)
- おい!後ろが詰まってるぜ!(前に進めるのに、前にいてる車が進まない時)
- じゃあな!(友人などが車で出発するとき)
という感じ。聞き分けてみると案外面白い。まだまだパターンはあるかもしれないけれど…。
まとめ
個人的には、スリランカの人たちが日本に来たら超絶テクニックで運転することができるのではないかと思っている。もちろん、ルールが違ったりして違う面での「カラダライ」があるかもしれないけれども。というのも、スリランカでは日本に行こうよ!ブームが来ている(就労のために)。そして日本は深刻的なタクシー不足。この2つがうまくマッチすれば雇用が生まれるんじゃないかなーと思う今日このごろである。(最近の日本の法改正で外国人ドライバーは増えそうな気はしますが…。)