国によって違う、発音しない音、苦手な発音

こんにちは。今日は国によって異なる発音しない音、表記とは違う音について

チリ人彼と話をしているときに面白いのが、スペイン語はsの発音を飲み込むんですよね。例えば、「gracias」ありがとうという意味ですが、日本人なら、グラシアス と発音するでしょう。でも、彼らの場合は、「グラシア」

…ス の発音どこに行ってん!といいたくなりますが、これはチリに限ったことではなく、フラメンコを習っていたスペイン人の先生もやはり「グラシア」。よくよく聞くと、微かにスの発音があるものの、ほとんど食べられてしまっています笑

では他の言語ではどうか、ということで、スリランカのシンハラ語。聞いていてよく食べられているな、と思うのは、dの音。私がスリランカの学生に、日本の漫画で知ってるものなにかある?と聞いたときの回答が、「ラゴンボール!」…聞いた瞬間に頭がフリーズしてしまいました笑

よくよく脳内検索をかけてたどり着いたのが、『ドラゴンボール』笑 んなアホな。気づくでしょうに、と思うかもしれませんが、ラの発音も、舌を巻いた音だったので、もう本当に新種のアニメかと思ってしまったんですよ笑

ではそんな日本はどうかというと、長音が結構海外の人にはわからないのではないかと思います。「お仕事、頑張ってね」という文章、何気ないと思います。けれども、これを私が発音すると、「おしごとぅ、がんばってね」と聞こえるのだそう。ぅの発音をしているつもりはないけれども、「、」の発音をしない代わりに、長音になって「おしごとー」という風に言っているんだろうなと思います。それ以外にも、「おかあさん、おとうさん」こういった言葉も、発音するときには「おかぁさん、おとぅさん」となりがち。よく、「オカッサン、オトッサン」とか言っている海外の人を見たことがありますが、海外の人にとってはこのような言葉、結構あるんだろうなぁ…としみじみ感じます。

と言いつつも、日本人が苦手な発音も多いんだなーとしみじみ。スリランカで特に感じるのは、æの発音。「あ」でも「え」でもない。朝というのは「ウデェ」というのですが、私が発音すると、「ウデー」という風に聞こえているようで、時々「æ」の発音指導を周囲の人たちからされます笑

逆に、私がいくら、「おおさか」と言っても、彼らは「おさーか」とか、「おさかー」とか言ってます。きっと得意な音、伸ばしたくなる音が違うんだろうなぁ…と思う今日この頃です。

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