真相は私にはわからないけれど、私の母のお話
今回は少し重たいトピック、私の母について。この話はきっと私目線と、母目線とではきっと捉え方が違うし、それ以外の周囲の人からも受け取り方が違うと思うので、私が友人から言われたり、自身で思ったことを書いてみようと思う。少しでも私と同じような経験をしている人の助けになれば、と。
金銭感覚のズレ
私は現在かれこれ9年ほど、両親とは会っていない。というのも、金銭感覚がどうにも合わず、社会人になった1年めの冬に家出した。
時系列を巻き戻してみる。
母の言い分としては今まで娘に対してお金をかけて育ててきた分、母親が私からお金を回収するということは、当たり前のことだ、と。私も自身で選んだ道だったから、しっかり4年間で400万以上は稼いでいたと思う。
銀行口座を別で作って給与を分割しようかとも考えたが、収入が減ったことで分割したことがバレて母が怒ることが目に見えていたためできなかった。クレジットカードと生命保険をお金がないのにどうして作らせたのかが未だにわからない。(奨学金の支払いもスタートしていた。)
大学3年に組んだローン
さて、ここで大学3年のときの話をしようと思う。当時は奨学金を月8万+私のアルバイト代で月に18万あったはずだが(母と父はそれぞれパートで二人合わせて20万、家賃は8-10万くらいだったはず)
大学3年のときに事件は起こる。母いわく「学費が払えない、」と。
大学側もとても融通の効く大学で、年に2回の支払いを4回に分割してくれていて、それで尚且つ払えない状況になっていたのである。
当時母も父も自身の名前でローンが通らない状態になっていた。(理由を聞くとどうして子どもがそんなことを聞くんだと怒って泣きじゃくって話にならず、永久に理由はわからない。)
だから、20歳になっていた私の名義で100万のローンを組んだ。(20歳が1社あたりで借りられる額は一番高額でも60万くらいまでだったため。銀行から2社、さらに、プロ◯ス(今なら思うが、これは…金利的に手を出したらアウトなやつですよねぇ…))から借りた。
一気に100万も借りて(100万で学費は十分賄えている)返済はどうするのかと聞くと、お金がないのは今だけで、来月になったら学費分の支払いはできる、これは本当に一時的なもので、私が休学したりする必要はない、とのこと。母の言葉に猜疑心を抱きつつも、私はローンを組み、支払いは私がすると言った母にローンのカードも預けた。
蓋を開けると恐ろしい話
さて、ではなぜ先ほど、大学時に組んだローンの話をしたのか、というと、家出後に嫌な予感がして、必要な荷物を取りに行くついでに、借金が自分名義の大学時のものも含めて他にもあるのであれば、すべて支払うからカードや通帳を置いておいてほしいと言ったのである。
そして、父母がいない時間に実家に行き、テーブルにあったものを見ると…母名義の借金のカードはなかったものの(きっと実際にはあると思っているけれど)、私のローンはすべて残っていました。そう、100万のまま笑。
ローン履歴を見てみると、それはそれは、自転車操業とはこのような状況を言うのか、と思ったことを今でも覚えている。1万円返済して、その次の瞬間に、9990円借りている(1万丸々借りることはできていなかったはず。金額はうやむやですが、9000円だとか、9990円だとかだった気がします)。
見た瞬間血の気が引いて、この母親は本当に無理だと思った。
その後の話
100万の借金は、金利の高いものから順に、夏のボーナスまでにすべて返済し、ローンカードの凍結も行った。
母親とはその後どうなったかというと、私の心が弱く、着信拒否を解除してしまっていたときに、二度泣きつかれ、10万ずつくらい貸した(もちろん返ってきていない)。
父とはお金の話をしないので、半年に一度か、年に一度程度連絡をとっており、5年ほど前に心筋梗塞で倒れたという話を聞いたときに、心配になって一度実家を訪問した。入院などでお金がかかっただろうと思いその時も30万ほどを渡したが、しばらくしてから考えると、高額療養費制度できっとお金はなんとかなっていたんだろうなと思う。
それを考えると、馬鹿らしくなった。父はお金の管理をすべて母に任せているが、それもそれでどうかと思っている。というわけで、それ以降、母の連絡先は着信拒否のまま、父親にももう連絡を取らないようにしている。
まとめ
この話は全員が悪くて起こった話だと思う。私が野生のカンで、お金のかからない将来(例えば、高校も高等専門学校なら、余裕で通っただろうし、就職も早くして、母がお金狂いにならずに済んだかもしれない)や、危機管理能力を高めていれば解決していたかもしれない。
大谷翔平と、水原通訳の一連のギャンブル話を見ていて、ふと思い出し、とても身近に感じたので、改めて記事にしてみようと思った。
もし同じような体験をしている人がいて、困っているのであれば、この記事がなにかの役にたてば幸いです。